Overbit.comによる今週のSaturday Sitdownへようこそ。ここでは、広い視野から国際金融市場を見ていきます。 先週のWednesday’s Worldviewでは、米ドルの近頃の強気の勢いについて取り上げました。そして今回は、米ドルが世界のFXおよびデジタル資産市場に与える影響の大きさを踏まえて、同じ内容を掘り下げていきます。テーマは、インフレ、回復、そして資産です。
USD / DXYからはじめると、7月31日まであった強気の勢いが弱まり始め、弱気トレンドに逆転して、8月5日水曜日には最もパフォーマンスの悪い通貨となっているようです。テクニカルな観点から見ると、USDはここで跳ね返り、ダブルボトムを形成する可能性があるようですが、投資家は特に金や銀、ビットコイン、イーサリアムなどの代替資産を通じて資産を保護しようとしているため、突破口がさらに弱気を示す可能性があるので注意しておくのが賢明です。
金に少し触れてみると、XAU / USDは非常に歴史的でサイコロジカルなレジスタンスポイントである2,000ドルを突破し、史上最高値(ATH)を記録しました。この新しいATHは十分に強調することはできません。ATHを超えるコンソリデーションは、金を2020年代の10年間におけるホットな資産と見なすでしょう。90年代から2000年代初めの金がイマイチだった時代とは大きく異なります。本当の理由は、世界的にFIAT通貨の(認識された)でバリュエーション、つまり、金は買いです。
しかしながら、希少かつデフレの資産に対する需要は金に限定されていないようです。デジタル資産、具体的にはBTC / USDとETH / USDは、それぞれ11,000ドルと375ドルという長期的なレジスタンスレベルを超えて強化され続けています。今週初めに両通貨のフラッシュクラッシュについては言及するまでもなく、仮想通貨は、たとえばFX市場や24時間年中無休の市場と比較して、流動性が「小さい」ため変動性があります。アルゴリズムと取引ボットは24時間年中無休の裁定機会にて機能し、デリバティブはこのボラティリティを高めることができます。簡単に言えば、気弱な人には向いていませんが、BTC / USDとETH / USDが上昇するマクロトレンドです。
次に、GBP / USD、EUR / USD、USD / JPYをカバーするためFX市場に入ります。最初はユーロです。週の半ばに、再びEUR / USDの上昇が見られました。USDの内破的な動きが続いています。EUR / USDは買い手を1.1700のレンジで見つけ、次のストップである1.1900で上昇の勢いを示し続けています。これは先週の主要なハードルであり、EUR / USDのストレッチ目標は、ペアの重要なテクニカルおよびサイコロジカルレベルである1.2000のレンジになるでしょう。米ドルが下落し続ける場合、ユーロが主に恩恵を受ける通貨の1つであることがわかります。
目を向ける最後の2ペアは、スターリングポンドと日本円です。まずはポンドです。米ドルの弱さを基に、ユーロと同様にGBP / USDペアの上昇が見受けられます。言うまでもなく、今後予定されているBoEの金融政策に基づいて、GBP / USDペアの激しい変化が見られるでしょう。簡潔に言うと、ドルは売りです。FX市場を円で締めくくると、USD / JPYもまたUSDの弱さという根本的な要因により、先週の金曜日以降最低レベルに下落し、105.5で106を下回っています。この状況を変えるようなニュースや重要な経済報告はなく、EMAなどの重要な取引レベルでのサポートにより、USD / JPYペアは引き続き下落していくでしょう。
今週の「Saturday Sitdown」の締めくくりとして、一歩下がって現在の市場のタイミングを評価することが重要だと判断しました。8月の第1週が終わりを迎え、歴史的に最も変動性の低い夏の終わり(「sell in May and go away / 5月に売り、逃げよ」という言葉の語源)がだんだんと近づいています。市場の現状を見ると、ボラティリティと勢いの点で市場が熱くなっていることは明らかです。投資家やトレーダーにとって、今こそ資産のマクロトレンドに焦点を合わせる時だと我々Overbitは信じています。未来へ投資し、夏の終わりのプライスアクションに惑わされたくないのなら、今こそOverbit.comに参加するベストなタイミングです。
リスク警告:信用取引は資本に高レベルのリスクを伴うため、失うことができる金額でのみ取引をすべきです。信用取引はすべてのトレーダーに適しているとは限らないため、関連するリスクを完全に理解していることを確認し、必要に応じて専門的なアドバイスを求めてください。
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